WISS2021にて4件のデモ発表を行いました





◆発表詳細


・学会名:WISS2021(第29回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ)

・日時:2021年12月8日(水)-10日(金)

・場所:ザ浜名湖(静岡県浜松市)+オンライン

・発表形態:デモ・ポスター発表4件

詳しくは特設ホームページをご覧ください。

◆発表概要


上記の学会に参加し、デモ・ポスター発表を行いました。

WISS2021では主著の発表2件と共著の発表2件の計4件の発表を行いました。

1日目は主著の「PolygramGenerator: 重ねた文字の可読性を保つ文字デザイン制作システム」と共著の「筆圧のビジュアル提示による運筆支援システム」のデモ発表がありました。

PolygramGeneratorは、表紙デザインの作成時に使用したシステムであり、今回の発表では表紙デザインやシステム紹介だけではなく、制作したデザインを透明のシートに印刷したり3Dプリンタで出力したりと応用した作品も合わせてデモを行いました。

筆圧のビジュアル提示による運筆支援システムでは、主著の平澤くんが中心となってデモを行ってくれました。




2日目は共著の「TutoUI:チュートリアルの達成度によってUIを表示させるアプリケーション」のデモ発表がありました。

既に提案されているシステムについて、利用できる機能を最初は制限し徐々に利用するにつれて使えるようになっていく、というチュートリアル提示手法の提案であり、制作支援システムの提案が多くある五十嵐研にとってはとても欲しい機能となっています。

こちらは主著の小川くんが中心となってデモを行ってくれました。


3日目は主著の「聴覚フィードバックによる運筆支援システム」のデモ発表がありました。

この発表は1日目の「筆圧のビジュアル提示による運筆支援システム」と関連性が深く、論文自体は聴覚フィードバックのみに焦点を当てていましたが、デモでは可視化と可聴化の両方を含めてデモを行い、深い議論ができました。



◆発表報告

   

WISS2021では、発表者としてだけではなく、WISS2019以来の「表紙デザインを作った人」としても参加していました。

WISSでは例年表紙デザインとロゴデザインを一般に募集し、その応募の中から表紙デザインを選んでおり、今年は私が応募したデザインが選ばれました。

WISS2019の様子についてはこちらの記事をご覧ください。


今年は表紙デザイン賞だけではなく、1日目に発表した「PolygramGenerator: 重ねた文字の可読性を保つ文字デザイン制作システム」で対話発表賞も受賞しました。

多くの方が表紙デザインのこだわりについて共感してくださりとても嬉しい限りです。ありがとうございます。


賞を頂いたことはとても嬉しかったのですが、なにより2年ぶりに対面で多くの方にお会いすることができ、色々な話が出来たことがなにより嬉しかったです。

このご時世で対面での学会発表が減ってしまったことで、対面での良さを改めて理解できた良い機会でした。

2年前に参加したときと比べて、「WISS2020の発表が良かった人」「インタラクションでの発表が良かった人」「足音を伝達している人」などなど色々な方から様々な印象で覚えていただいて、とても感動しました。

オンラインでの発表を工夫してきた甲斐があったな、とこの2年間の成果も改めて感じることができました。


今後も対面でもオンラインでもしっかりと伝わる良い発表ができるように精進していきたいと思います。